社長ブログ

2015年09月30日「知・好・楽」

「子曰く、これを知るものこれを好むものに如かず、これを好むものこれを楽しむものに
如かず」古典の一節にある。

 
 

この教えを自分の血肉と化して実践した人がいる・・・昭和52年に松下電器産業株式会社
(現・パナソニック株式会社)三代目の社長となった人、山下俊彦氏である。

 
 

当時25段跳びの山下と言われ、日経新聞を賑わした人である。山下社長は役員の中で一番
下の末席にいたが、松下幸之助氏の一言により、先輩役員25人を飛び越えて社長に抜擢さ
れた人物である。

 
 

この言葉の意味は、「仕事を行うに当たって、仕事の目的、意義を知らなければ、仕事は上手
くいかない」。しかし、「仕事を知っているだけでは、仕事を好きになった人には勝てない」。
「仕事を好きになれば知っている人よりは上手くいく」しかし、「仕事を楽しんでしている人
にはかなわない」という教えである。

 
 

山下さんは、大阪の工業高校を出た人である。高校を卒業して松下電器に入社し、工場勤務の
中で額に汗し、文字通り、仕事を楽しんで行った人であります。

 
 

山下さんは、仕事においてこの「知・好・楽」を武器として仕事を行うことにより、有名大学
を出たエリート役員たちを退け、世界の松下電器、現在のパナソニックの社長になった人物で
あります。

 
 

この「知・好・楽」の教えを私の軌跡で省みる。私は28歳の時、縁あって、3K「汚い、き
つい、危険」と言われ、若者に敬遠されていた仕事につきました。

 
 

私は、3Kと言われる仕事の本質、意義を見出すことで仕事の価値を知ることが出来ました・・・
この仕事は誠実に一生懸命に仕事をするとお客様に喜ばれ、感謝される仕事である事を知りま
した。

 
 

こんなにもお客様に喜ばれ、感謝され、尚且つお金をいただける仕事があろうかと感動すら覚
えました。

 
 

不器用な私であったからこそ、素直に「仕事の目的、意義、本質」を知ることが出来ました・・・
仕事の本質を知ることで私は仕事が好きになりました。

 
 

私が仕事を好きになり、仕事をしているとお客様から褒められるようになりました。褒められ
るようになったら、仕事が楽しくなりました・・・そして仕事が楽しくなることにより、この
仕事は私の天職であると思うようになりました。

 
 

仕事を楽しむ秘訣は、「仕事の目的、意義、本質」を知ることです・・・本質を知ることによ
り仕事が好きになります。好きになって行えば、周りの人に喜ばれます。周りの人に喜ばれる
と仕事が楽しくなります。

 
 

私は、今日も自分の仕事をおおいに楽しむことで、お客様の喜びをいただき、地域社会の喜び
をいただき、全従業員と共に仕事の喜びを味わいたいと思います。

 
 

感謝、有り難うございます。

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プロフィール

代表取締役 三浦 光一

1955年岩手県生まれ

子供の頃より社長になる夢を抱き、高校卒業後上京する。大学卒業時に5年後の会社経営を目指し、商社に就職する。縁あって休日に知人の清掃会社を手伝う。この体験を通じ、清掃業は新しい 産業であると確信、 28歳で一念発起して個人営業を始める。 29歳で株式会社第一ビルメンテナンスを設立。

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