社長ブログ

2014年02月04日龍から学ぶリーダーのあり方 2

「潜龍」の時代

龍の成長の第一段階は、「地に潜み隠れたる龍」の時期です。

確固とした高い志を抱き、志の実現の為の力を蓄える段階です。

 

龍は最初から天を飛ぶのではなく水中で育つと言われています。洞察力を養う

ための準備として、時の根本的な流れに目を向け、これからを想像することに

始まります。

 

 

「潜龍用いるなかれ」

潜龍の時に志を抱く・潜龍とは地底奥深く隠れた龍であり、潜龍は

抜いてはならない、「確固として抜くべかざるは、潜龍なり」

 

地上に出られない潜龍の時代というのは、何もないからこそ、大きく未来を

想像して大志を抱くことが出来る。そして、こうした厳しい境遇の中でしか

確固不抜の志は育たないと言われています。



本人も早く認めてもらおうと思って血気にはやりがちですが、まずは身を低く

してしっかりと力を養う「潜龍」の時代が大事です。

 

会社も優秀な学生を採用したからといって、最初からことさら重く用いては

いけないとも言われています。人知れずいかに潜龍の時代を過ごすかで

その人の将来は決まります。立派な業績を上げた成功者には必ず長い

潜龍の時代があったはずです。潜龍の時代を経て次第にその人は周囲

から認められるようになり、係長・課長クラスに昇格します。

 

また人生に当てはめて見ると正しい事を一生懸命行っていても、なかなか

認められない場合があります。

 

これも潜龍の時代ととらえる事で自分の立ち位置がしっかりと見えてきます。

そのような時期にはあわてずに、急がずゆったりとした心を持つことです。

そして自分の志をしっかり立てて、龍の将来あるべき姿を想像し、大きく夢

を描くことです。

 

潜龍の時代は将来、飛龍としてどのような大きな循環を起こし、恵みの雨を

降らせるかを夢見ながら静かに思うときです。そして修養の時、修行の時、

大いなる志、確乎不抜の志打ち立てる時です。

 

人は総じてこの潜龍の時代を嫌います。でも実は飛龍になった時のスケール

の大きさ、深さ、その厚みも、潜龍の時代でほとんどの部分が決まると言われ

ています。

 

私たちは年齢に関係なく、人生や仕事の時々においてそのテーマごとに、

この潜龍の時代から亢龍の時代にいたるまでのサイクルを、何回も何回も

繰り返しています。従って年齢とか、今起きている結果に一喜一憂するの

ではなく、常に我が身は潜龍から亢龍の成長過程のどこかにいると思うこと

です。

 

そのように考えると、龍の成長段階の変遷を参考にすることにより、人生

或いは仕事に対して新しい道を切り開くことが出来ます。

 

人生の大半が潜龍であっても、いつ飛龍となって天に昇り雲を掴み、我が志

を遂げる時が来るかわかりません

・・・そのときの為にいつも大望を抱き続けていることが大事です。

 

感謝、有り難うございます。

 

次回、「見龍」の時代に続く

 

お問い合わせ

無料でご提案いたします

プロフィール

代表取締役 三浦 光一

1955年岩手県生まれ

子供の頃より社長になる夢を抱き、高校卒業後上京する。大学卒業時に5年後の会社経営を目指し、商社に就職する。縁あって休日に知人の清掃会社を手伝う。この体験を通じ、清掃業は新しい 産業であると確信、 28歳で一念発起して個人営業を始める。 29歳で株式会社第一ビルメンテナンスを設立。

続きを読む

アーカイブ

お問い合わせ

無料でご提案いたします

お問い合わせ

PAGETOP