社長ブログ

2014年03月03日龍から学ぶリーダーのあり方 4

「在淵・君子終日乾乾」の時代

 

龍の成長の第三段階の時期は、「龍は終日前向きに積極果敢に勇気を

持って進む」これを「乾(けん)乾(けん)」といいます。つまり「一日中

努力して積極果敢に前に進んで行き、物事を推進していきなさい」

という意味になります。

 

「意思をもって努力する龍」、自分の頭で考えて創意工夫し、自分独自の

技を生み出す段階です。時を省(かえ)り見ることで、ものごとの前兆で

ある兆しの表れを知る事が出来ます。そして時の方向を察する力を

つけるときです。

 

朝起きてから夜になるまでは積極果敢に前に進み、夜になったら「今日

やったことは本当にあれでよかったのか」と恐れ震えるぐらい悩みなさい、

と言っています。

 

常に前向きだからと言ってただ、ただ、強く、強く積極的にいけばいいと

考えていると蛮勇になってしまいます。ところが恐れを知り、健全な警戒心

を持ち、勇気を奮い起こしていくようにすれば、大胆かつ細心な行動に

なります。

 

自分を客観視して、本当にあの処理のやり方でよかったのか、あの対応で

よかったのか、と悩むがごとく省みなさいとも言っています。


朝から晩まで、繰り返し邁進努力する。そして夜になり、一人になったとき、

恐れ、憂いて、省みる。たとえ全てうまくいったとしても反省する。そのよう

な姿勢であれば危ない時期ではあるが決して咎(とが)めがないと言っています。

 

 

基本と型を身に付けた龍は、繰り返し基本を実践しながら、自分に足りない

ものは何か、もっと良くする為にはどうしたら良いのかを研究するときでも

あります。

 

 

朝から晩まで真剣に会社、仕事、プロジェクト、人生等々を常に考え、怠る

ことなく努力する事です。そして帰宅後は一日を振り返り、自分の言動を反省

するひとときを持つ事です。

 

 

このクラスは部長級の位になります。当然夜の付き合いも忙しいでしょうが、

どんなに疲れて帰ってきても必ず自分を振り返ってから休むことが大切で

あると言っております。これを反復して継続していく事です。

 

これを繰り返し反復継続していると何が起きるのか。当初はあれでよかった

と思っていたけれど、見落としがあったと気づくのです。もしも別の条件が

出てきたならば、あるいは、別の問題が起きたとしたら危ないところだった

と気づくことで、命拾いをしている事にも気づくことになります。

 

 

部長級というのは上から叩かれ、下から突かれ、非常に厳しく危うい立場です。

しかし地位に胡坐(あぐら)をかくことなく勤めていれば決して咎(とが)められる

こともなく、さらに認められて重役クラスに昇格します。これはプロジェクト、

人生においても同じことが言えます。

 

感謝、有り難うございます。

 

 次回、「躍龍」に続く

 

お問い合わせ

無料でご提案いたします

プロフィール

代表取締役 三浦 光一

1955年岩手県生まれ

子供の頃より社長になる夢を抱き、高校卒業後上京する。大学卒業時に5年後の会社経営を目指し、商社に就職する。縁あって休日に知人の清掃会社を手伝う。この体験を通じ、清掃業は新しい 産業であると確信、 28歳で一念発起して個人営業を始める。 29歳で株式会社第一ビルメンテナンスを設立。

続きを読む

アーカイブ

お問い合わせ

無料でご提案いたします

お問い合わせ

PAGETOP