社長ブログ

2018年01月11日「人間関係を善くするための最上の徳とは」その2

社会も会社も自己と他者から出来ている。自分がいて相手がいる。自分は一人、相手は複数となる。


自己は一人、他者は限りのない人数となる。この事実が人間関係の大切さを教えてくれる・・・
自己の利だけを追い求めると他者、複数の人から嫌われて孤立無援の人となる。


自分だけのことを考えている人を「自己中心的」な人と言い、自分の利益のみを優先して考える人を「利己的」な人という。


自分の利益を優先している利己的な人は利益に嫌われる。自分の求めている利益を得ることは出来ない。
何故なら、人数の多い他者に嫌われ利益の分配を得られなくなるからである。


利益を得たいと思ったら、人数の多い他者との人間関係を善くすることである。古来、人間という文字を「じんかん」と読んだ。
人間は人と人の間柄(あいだがら)で成り立ち、一人では生きていけない動物だからである。


人間の関係は、優しいだけ、思いやりがあるだけでは上手くいかない。また、厳しいだけでも上手くいかない。
人間の関係を善くする最良の方法が古(いにしえ)の教えある。


その教えは九つの徳を身に付けることにあるという。この九つの徳を実践行動していくことで最上の徳が身に付くと言われる。


私は、私に関わる全ての人々との間柄(あいだがら)、人間の関係を善くするために「九つの徳」を身に付けたいと思う。
今月は次の三つの徳を身に付けるために実践行動しようと思う。


その一つは「乱(らん)にして敬(けい)」・・・何か問題が起きた時には自ら先頭に立って物事を治めるが、普段は目立たず慎み深くしている。


物事に乱れが生じ混乱した時には、自らが発憤(はっぷん)興起(こうき)し先頭に立ち、その問題を速やかに解決する。
問題の解決が終わったら、他者を敬うことを忘れず普段は静かに慎み深くしている。


二つ目は「擾(ぜい)にして毅(き)」・・・いつも静かにおとなしくしているが、芯をしっかり持って自分の信念に反することには毅然とした態度をとる。


心を静かにして、自分を飾らずに気負うことなく淡々と人に接するが、自分の信念や志と違うことを相手に求められ強要されたら毅然とした態度で接し、自分の信念に反する行動はしない。


三つ目は「直(ちょく)にして温(おん)」・・・歯に衣着せずに率直にものを言うが、人当たりは温和で相手に威圧感を与えることをしない。


「直」とは物事を正しくとらえ、飾らずに誤解のない話し方をする。そして物事の判断は是々非々で行い駄目は駄目、正しいことは正しいと率直にものを言うが、常に温かい心を忘れずに、相手に決して威圧感を与えないことを心掛ける。


私は、己の未熟さを深く反省し、言動、行動、立ち居振る舞いを日々省(かえり)みることで、この三つの徳を血肉化したいと強く思う。


感謝、有難うございます。

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プロフィール

代表取締役 三浦 光一

1955年岩手県生まれ

子供の頃より社長になる夢を抱き、高校卒業後上京する。大学卒業時に5年後の会社経営を目指し、商社に就職する。縁あって休日に知人の清掃会社を手伝う。この体験を通じ、清掃業は新しい 産業であると確信、 28歳で一念発起して個人営業を始める。 29歳で株式会社第一ビルメンテナンスを設立。

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